オールオン4について
最小限のインプラントで
固定式の歯を実現
オールオン4は、わずか4本のインプラントを使用して全ての歯を支える治療法です。総入れ歯のように取り外し式ではなく、インプラントを土台にした固定式の歯を装着するため、自然な噛み心地を得られる点が特徴です。この治療は、歯をすべて失っている方や、歯の状態が悪化している方にとって、より快適で安定した噛み合わせを提供します。
オールオン4とは?
オールオン4(All-on-4)とは、総入れ歯をお使いの方や、多くの歯を失ってしまった方に向けたインプラント治療法のことです。顎の骨に最小4本(状態によっては6本)のインプラント(人工歯根)を埋め込み、それを強固な柱として、すべての繋がった人工歯をしっかりと支えます。
前方の2本はまっすぐ垂直に、後方の2本は最大45度まで斜めに傾斜させて埋め込むという特殊な技術を用いるのが特徴です。骨の厚みや量が残っている部分を最大限に活用でき、ブリッジのように力学的にしっかりと全体を支えることが可能になります。
オールオン4は、長年の臨床研究に基づいた信頼性の高い治療法です。研究報告によると、上顎におけるインプラントの残存率は97%以上とされており、世界的にも高い成功率を誇っています。
参照:All-on-4 conceptに基づいた上顎インプラント治療の3年以上経過後の臨床的検討
通常のインプラントとの違い
従来、すべての歯をインプラントで回復する場合、片顎だけで8〜14本ものインプラントを埋め込む大掛かりな手術が必要でした。しかし、オールオン4であればわずか4本でフルアーチ(全体の歯並び)を再現できます。
本数が少ないため身体への負担が少なく、骨移植などの大掛かりな追加手術を回避できるケースが増えました。条件が整えば「抜歯」「インプラントの埋入手術」「仮歯の装着」までを1日(即日)で完了できるケースもあります。
インプラントページはこちらオールオン4のメリット
オールオン4には、従来の総入れ歯や、本数の多いインプラント治療と比較して、患者様にとって数多くのメリットがあります。治療期間が短く、手術をしたその日のうちに「噛める・話せる・笑える」ようになる点が、多くの患者様に選ばれている理由です。
01.
短期間で治療が完了する
従来のインプラント治療に比べて埋め込む本数が少ないため、手術の回数も基本的に1回で済みます。何度も通院する負担が少なく、忙しい方にも適した治療法です。通常のインプラント治療では完成までに数年かかるケースもありましたが、オールオン4であれば3〜6か月程度で最終的な歯が入ることも珍しくありません。
02.
トータルの治療費用を抑えられる
埋入するインプラントの数が4本(または6本)で済むため、材料費や手術費用を削減できます。1本ずつ埋め込む従来の方法では片顎で10本以上必要になり、総額が400万円を大きく超えることも少なくありませんでした。高額になりがちな「骨造成」も不要になりやすいため、費用対効果に優れた治療となります。
03.
日常生活への影響や身体的負担を抑えられる
切開範囲を最小限に留められるため、術後の痛みや腫れを軽減でき、すぐに日常の社会生活に復帰しやすくなります。当院では、事前の精密な歯科用CTデータと「サージカルガイド」といった最新のデジタル技術を活用し、小さな穴を数ヵ所開けるだけで埋め込む「フラップレス手術」が可能になる場合があります。
04.
顎の骨が薄い・弱い方でも手術を受けられる
長年入れ歯を使っていたり、重度の歯周病だったりすると顎の骨が痩せて薄くなります。従来では「骨が足りないからインプラントはできない」と断られるケースもありました。オールオン4は、骨がしっかり残っている前歯部分などを選び、奥歯に向かって斜めに埋め込む工夫がなされています。これにより、骨量の少ない方でも大掛かりな骨移植をせずに治療できる可能性が広がりました。
05.
手術当日から「噛む機能」が回復する
オールオン4の魅力の1つが、手術当日に固定式の仮歯を装着できる点です。従来のように「骨と結合するまで数か月間、歯がない状態で我慢する」という必要がありません。朝ご来院いただき、夕方には新しい仮歯が入った状態でご帰宅いただけるケースも多く、その日から軽いお食事や自然な会話を楽しんでいただけます。
06.
天然の歯に近い力強い咀嚼力を得られる
総入れ歯の場合、咀嚼力は天然の歯の約20%程度まで落ちてしまいます。しかし、オールオン4は顎の骨に直接固定されたインプラントが土台となるため、天然の歯の約80%以上という強い力でしっかりと噛めます。硬いお肉や噛み切りにくいお野菜なども難なく食べられるようになり、食事の喜びと栄養バランスの良い食生活を取り戻せるのです。
07.
高い審美性で若々しい口元になる
最終的に装着する人工歯には、ジルコニアなどの上質で耐久性の高いセラミック素材を使用します。変色しにくく、天然の歯のような透明感と美しい輝きを長期間保ちます。また、歯を失って顎の骨が痩せると口元にシワやたるみができやすくなりますが、オールオン4の人工歯は歯茎のボリュームまで補うように設計されるため、口元のふくらみを取り戻し、お顔全体の印象を若々しく改善する効果も期待できます。
08.
入れ歯のように外れる心配が一切ない
オールオン4は、ネジでインプラントにしっかりと固定されるため、会話の途中や食事中に動いたり外れたりする心配が全くありません。総入れ歯特有の「大笑いした拍子に外れたらどうしよう」といった精神的な不安から完全に解放されます。ご自身で取り外す手間もなく、ご自身の歯と同じような感覚で思い切り日常生活を楽しんでいただけます。
オールオン4のデメリット
オールオン4にもいくつかの注意点があります。
01.
すべてのケースに適用できるわけではない
オールオン4は、顎の骨の状態や全身の健康状態により適応が制限される場合があります。骨の質が極端に悪い場合や重度の歯周病が進行している場合には、他の治療法が検討されることもあります。
02.
メンテナンスが重要
オールオン4は固定式のため、通常の歯ブラシやフロスだけでは十分な清掃が難しいことがあります。定期的なメンテナンスが必要で、歯科医師によるプロフェッショナルケアを継続的に受けることが推奨されます。特に、インプラント周囲炎の予防が重要で、適切な口腔ケアが求められます。
03.
全てのインプラントが失敗した場合、再治療が難しい
オールオン4は少ない本数のインプラントで支えるため、もし全てのインプラントが失敗した場合には、再治療が困難になる可能性があります。そのため、治療計画や手術の精度が重要であり、豊富な経験を持つ歯科医師による治療が望まれます。
オールオン4に適した方
オールオン4は以下のような患者さまに適しています。
総入れ歯に不満を感じている方
入れ歯の動きや噛み心地に不満を持つ方にとって、オールオン4は安定した固定式の治療法として理想的です。
歯をすべて失っている、
もしくは抜歯が必要な方
歯がない、もしくはすべての歯が抜歯対象となっている方にとって、短期間で固定式の歯を得られる治療法です。
骨量が少ない方
オールオン4は少ない骨量でも治療が可能な場合が多いため、通常のインプラントが難しいと診断された方に向いています。
オールオン4の前に虫歯・歯周病治療が必要な場合も
オールオン4の治療を受ける前に、虫歯や歯周病の治療が必要な場合があります。噛み合わせや骨の状態、歯周病の進行度合いによっては、まずそちらの治療を優先することがあります。お口の状態をしっかりと診させていただいたうえで、最適な治療計画をご提案いたします。
虫歯治療についてはこちら当院のオールオン4治療について
当院では、最新の3Dデジタル設備(Xガイド等)を駆使し、安全性と確実性を追求したオールオン4治療を提供しております。経験豊富な歯科医師が、患者様一人ひとりのお口の状態、骨の密度、神経や血管の位置をミリ単位で把握し、最適な治療計画を立案いたします。
また、院長は日本で一番オールオン4の症例数が多いと謳われる「安藤歯科ORCインプラントクリニック」で院長を務めていた経験もあり、豊富な症例実績に基づいた治療をお受けいただけます。
当院の特徴
- 精密なCT診断とコンピューターシミュレーションによる安全で正確な手術の実施
- 抜歯・インプラント埋入・仮歯装着までを1日で完了させるスムーズな治療体制
- インプラントの10年保証・充実した定期メインテナンス・アフターケア
- 経験豊富な医院長自らがカウンセリングからすべての施術を対応
オールオン4の症例紹介
症例01
治療前
治療後
| 主訴 | 入れ歯が合わず、前歯がぐらつく、ゴルフで力が入らない |
|---|---|
| 治療内容 | オールオン4 |
| 治療期間 | 約4ヶ月 |
| 費用 | 約600万円 |
| 治療のリスク | 手術後約2週間の痛み・腫れ、手術直後の出血、仮歯による違和感、神経損傷など |
症例02
治療前
治療後
| 主訴 | 歯茎が腫れて痛い、噛み合わせがおかしい、仮歯で長期間放置したためグラつく |
|---|---|
| 治療内容 | オールオン4 |
| 治療期間 | 約4ヶ月 |
| 費用 | 約600万円 |
| 治療のリスク | 手術後約2週間の痛み・腫れ、手術直後の出血、仮歯による違和感、神経損傷など |
症例03
治療前
治療後
| 主訴 | 歯がグラグラで、入れ歯も合わず、食べ物が食べられない |
|---|---|
| 治療内容 | オールオン4 |
| 治療期間 | 約3ヶ月 |
| 費用 | 約600万円 |
| 治療のリスク | 手術後約2週間の痛み・腫れ、手術直後の出血、仮歯による違和感、神経損傷など |
※記載の治療はすべて自由診療(保険適用外)です。詳しい治療内容やリスクについては、診療時に担当医より詳しくご説明いたします。
オールオン4の手術の流れ
オールオン4の手術は、一般的に以下の流れで行われます。
STEP 01.
診断・治療計画
まず、歯科用CTスキャンやX線撮影を行い、顎の骨の状態や口腔内の状況を詳しく検査します。その結果に基づき、最適な治療計画を立案します。治療のリスクや予測される結果についても、事前にしっかりと説明されます。
STEP 02.
インプラント埋入手術
治療計画に基づき、4本のインプラントを顎の骨に埋め込みます。埋入手術は局所麻酔下で行われ、多くの場合、1〜2時間程度で完了します。手術後は一時的な腫れや痛みを伴うことがありますが、通常は数日で改善します。
STEP 03.
仮歯の装着
手術当日、もしくは数日後に仮歯が装着されます。この仮歯は治癒期間中に使うものであり、患者様は食事や日常生活にすぐに戻ることができます。
STEP 04.
治癒期間
インプラントと骨の結合が進む約3〜6か月間、仮歯を使用します。この間、定期的なチェックとメンテナンスを行い、インプラントの安定を確認します。
STEP 05.
最終補綴物の装着
インプラントと骨がしっかりと結合した後、最終的な固定式の歯(補綴物)を装着します。これにより、見た目や噛み心地がさらに改善され、自然な口元を取り戻すことができます。
ご予約方法
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受付時間:午前9:30-13:00
午後14:30-18:30
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費用の目安
オールオン4は、健康保険が適用されない「自由診療(全額自己負担)」となります。
- 片顎(上または下)の場合
約200万円〜400万円程度 - 上下両顎の場合
約400万円〜800万円程度
費用の主な内訳
- 精密検査・診断費(CT撮影など)
- インプラント埋入手術費
- インプラント本体(4〜6本分)の費用
- 仮歯の製作・装着費
- 最終的な上部構造(人工歯)の製作・装着費
- 麻酔費用(静脈内鎮静法など)
初期費用は確かに高額になりますが、合わない入れ歯を何度も作り直したり、調整に通い続けたりする手間や費用、そして何より「自分の歯のように快適に過ごせる今後の人生」を考慮すると、長期的なコストパフォーマンスは非常に高い治療です。
当院では、分割払いが可能なデンタルローン(医療ローン)など、各種お支払い方法をご用意しております。また、オールオン4は「医療費控除」の対象となり、確定申告によって税金の還付を受けられる場合があります。
料金表はこちらよくある質問(FAQ)
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総入れ歯とオールオン4の違いは何ですか?
一番の違いは「固定されているかどうか」です。総入れ歯は歯茎に乗せて吸着させているだけなので、どうしても動いたりズレたりしてしまいます。一方、オールオン4は顎の骨に埋め込んだインプラントにネジで強力に固定されるため、絶対に外れません。また、上顎の入れ歯によくある「口の天井部分を広く覆うプラスチック(義歯床)」がないため、食べ物の温度や味を感じやすく、お口の中の違和感が少ないのも違いです。
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従来のインプラント治療との違いは?
従来の治療法で全ての歯をインプラントにする場合、片顎だけで8〜14本ほどのインプラントを埋め込む必要があり、手術の負担や費用が大きくなりました。オールオン4は、力学的に計算された特殊な角度でインプラントを埋め込むことで、最小4本という少ない本数で全体の歯列を支えることができます。これにより、身体的・経済的な負担を大きく減らせるのが特徴です。
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一度治療したら何年くらい持ちますか?
適切なセルフケアと歯科医院での定期的なメインテナンスを継続して行えば、10年以上、長ければ15〜20年以上と長期にわたって快適にご使用いただけます。論文等のデータでも、上顎で97.6%、下顎で98.2%という非常に高い10年生存率(残存率)が報告されており、予後の安定した治療法と言えます。
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オールオン4はどのような人に向いていますか?
オールオン4は、以下のような方に向いています。
- 現在お使いの総入れ歯に不満や苦痛を感じている方
- 重度の歯周病などで多くの歯を失ってしまった(または抜歯が必要と言われた)方
- 顎の骨が少なく従来のインプラントを断られた方 など
逆に、健康なご自身の歯が多く残っている方や、数本だけの部分的な欠損の方には、ほかの治療法(部分的なインプラントやブリッジなど)の方が適している場合があります。
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オールオン4はどこでも受けられますか?
いいえ、受けられる医院には限りがあります。オールオン4はインプラント治療の中でも特に高度な外科的技術と専門知識を要する治療法です。精密な3D-CTスキャナーや、手術の安全性を高めるサージカルガイド、専用のオペ室など、充実した設備も不可欠です。ご検討の際は当院のように、オールオン4の経験が豊富で、専用設備が整った専門性の高い医院を選ぶことを強くおすすめします。
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持病(全身疾患)があっても手術は受けられますか?
いいえ、お身体の状態によっては手術を見合わせる、あるいはかかりつけの主治医との連携が必要になる場合があります。特に重度の糖尿病、心疾患、高血圧をお持ちの方はリスクが高まります。骨粗しょう症のお薬(ビスフォスフォネート系薬剤)を服用中の方は、手術によって「顎骨壊死(顎の骨が腐ってしまう病気)」を引き起こすリスクがあるため、必ず事前にお申し出ください。
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健康な歯が数本残っているのですが抜歯が必要ですか?
オールオン4は「すべての歯の機能を一体型の人工歯で回復する」システムであるため、数本だけ健康な歯が残っている場合でも、基本的にはすべて抜歯をしてインプラントに置き換える必要があります。「どうしても自分の歯を残したい」というご希望が強い場合は、残った歯を活かした部分入れ歯や、部分的なインプラント治療など、別の選択肢をご提案させていただきます。
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手術中や術後に「痛み」はありますか?
はい、外科手術である以上、麻酔が切れた後にある程度の痛みや腫れを伴うことは避けられません。しかし、手術中はしっかりと麻酔医が局所麻酔を効かせるため痛みを感じません。当院では、点滴でお薬を入れてウトウトと眠ったような状態で手術を受けられる「静脈内鎮静法」にも対応しております。術後の痛みに対しては痛み止めを処方し、フラップレス手術などを併用することで、お身体へのダメージを最小限に抑えるよう配慮しています。
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手術による副作用やリスクはありますか?
はい、ほかの外科手術と同様にリスクは存在します。一般的な術後の反応として、数日間の痛みや腫れが生じます。手術による内出血が原因で、頬や顎から首にかけて青紫色の痣(あざ)ができることがありますが、これは通常1〜2週間程度で自然に消えていきますのでご安心ください。
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治療後に「インプラント周囲炎」になることはありますか?
はい、インプラント周囲炎のリスクは常にあります。インプラント周囲炎とは、歯周病と同じように細菌の感染によってインプラント周りの歯茎や骨が炎症を起こし、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。虫歯にならないからといって歯磨きを怠ると発症します。せっかく入れたオールオン4を長持ちさせるためには、毎日の丁寧なブラッシングと、歯科医院でのプロによる定期的なメンテナンスが絶対に欠かせません。