入れ歯(義歯)とは
入れ歯(義歯)とは、虫歯や歯周病、ケガなどで失ってしまった歯を補うために作られた、取り外し可能な「人工の歯」のことです。見た目を良くするだけでなく、食事や会話をスムーズにし、お顔の輪郭や口元の形を美しく維持するための役割を持つ「医療機器」です。
「歯科疾患実態調査」によると、65〜69歳では約半数、70歳以上では実に7割以上の高齢者が、何らかの補綴物(ほてつぶつ:入れ歯やブリッジなど)を使用しているという結果が出ています。ご自身のお口にぴったりとフィットした入れ歯は、毎日の生活の質(QOL)を向上させる効果が期待できるのです。
入れ歯の種類
入れ歯には、失った歯の本数やお口の状態によってさまざまな種類があります。それぞれの特徴を正しく理解し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
部分入れ歯(部分義歯)
部分入れ歯は、数本の歯を失った部分に装着する、取り外し式の入れ歯です。残っている健康な歯に「クラスプ」と呼ばれるバネ(金属の留め具)をかけて固定します。
新しい部分入れ歯をお口に入れた直後は、少し違和感や慣れない感覚があるかもしれませんが、調整を重ねるたびに徐々に馴染み、快適にご使用いただけるようになります。
総入れ歯(総義歯)
総入れ歯は、すべての歯を失ってしまった場合に使用する、取り外し式の入れ歯です。上顎や下顎の歯茎全体を広く覆うことで、噛む力や発音などの口腔機能全体を回復させます。
「総入れ歯は違和感が強い」「外れやすいのでは?」といったイメージをお持ちの方もおられますが、現在の総入れ歯は素材や製作技術が飛躍的に進歩しており、昔に比べて格段にフィット感が高く、外れにくくなっています。
入れ歯を使用するメリット
入れ歯には、ただ「歯の代わりになる」というだけでなく、年齢を重ねても健康的な食生活を送り、活発なコミュニケーションを楽しむためのメリットがあります。
01.
食事の楽しみを取り戻せる
入れ歯の最大のメリットは、失われた「咀嚼(そしゃく)機能」を回復できることです。入れ歯を入れることで、柔らかいものだけでなく、ある程度歯ごたえのある食品も楽しめるようになり、栄養バランスの改善につながります。
最初は柔らかいお食事からスタートし、少しずつ硬いものに慣れていけば、「食べられないストレス」から解放されます。ご家族やご友人との外食も気兼ねなく楽しめるようになり、毎日の食卓が再び豊かなものになります。
02.
発音や会話がスムーズになる
歯が抜けたままの隙間があると空気が漏れ、「サ行」や「タ行」などがうまく発音できなくなります。入れ歯を装着すると舌や唇が本来の正しい位置に収まり、はっきりと明瞭な発音ができます。
会話に対するコンプレックスを解消できれば、電話での受け答えや人とのコミュニケーションが円滑になり、社交的な場にも積極的に参加できるようになります。
03.
顔の形を維持して若々しい印象になる
入れ歯は失われた空間を補い、お顔の輪郭を適切に支える役割を果たします。歯を失うと、頬や唇の筋肉を内側から支える土台がなくなり、頬がこけたり、口元のしわ(ほうれい線など)が深く目立つようになります。
入れ歯によって口元のハリが戻れば見た目年齢がグッと若返り、自然な笑顔にも自信が持てるようになります。
04.
残っている歯への負担を軽減できる
入れ歯を入れて噛む力を全体に分散できれば、今ある健康な歯を守れます。歯が抜けた状態を放置すると、残っている少ない歯だけで噛むことになり、過剰な負担がかかってほかの歯の寿命まで縮めてしまいかねません。
また、隣の歯が倒れてきたり、噛み合う歯が伸びてきたりする「歯並びの崩れ」を防止し、顎関節症などの二次的なトラブルも予防します。「予防医療」としての側面も持っているのです。
05.
お手入れが簡単にできる
入れ歯はご自身で取り外せるため、お口の中と入れ歯の両方を細部までしっかり清掃できるという利点もあります。固定式のブリッジやインプラントのように特殊な清掃器具(フロスや歯間ブラシなど)を駆使しなくて構いません。
毎食後に外してサッと水洗いするだけで清潔を保てます。1日1回、専用の洗浄剤を使用するだけでも、目に見えない細菌までリセットでき、いつでも清潔で長持ちさせられるのです。
当院の入れ歯の治療について
当院では、患者様一人ひとりのお口の状態、噛み合わせのクセ、そしてご予算や生活スタイルに合わせた「オーダーメイドの入れ歯づくり」を心がけています。
いきなり型取りをするのではなく、まずは現在のお口全体を精密に検査し、虫歯や歯周病など治療が必要な歯があれば、そちらの環境を整えることを優先します。土台となるお口が健康であってこそ、よく噛める入れ歯が完成するからです。
【現在お使いの入れ歯がある方へ】
「痛くて噛めない」「すぐ外れる」といったお悩みがある場合は、ぜひ現在ご使用中の入れ歯をお持ちください。どこが合っていないのか、何が原因で痛みが出ているのかをプロの目で分析し、患者様のご要望をしっかりとお伺いしたうえで、最適な治療プランをご提案いたします。
ご予約方法
歯の痛みトラブルは
お気軽にお問合わせを
お電話から
042-316-3977
受付時間:午前9:30-13:00
午後14:30-18:30
WEBから
24時間WEB予約
忙しい方におすすめです!
当院で取り扱う入れ歯の種類
当院では、費用を抑えられる保険適用のものから、見た目の美しさや噛み心地を徹底的に追求した自費診療の高性能なものまで、幅広く取り扱っております。
保険診療
レジン床義歯
はじめての入れ歯として選ばれる、プラスチック樹脂(レジン)で作られた標準的な入れ歯です。比較的安価に作製でき、修理や噛み合わせの調整がしやすいのが特徴です。
部分入れ歯の場合は金属のバネ(ワイヤー)で固定します。厚みが出やすかったり、バネが見えたりするデメリットはありますが、「お財布に優しいスタンダードモデル」と言えます。
自由診療
シリコーン義歯
歯茎に直接触れる内面部分に、柔らかい特殊なシリコーン素材を敷き詰めた入れ歯です。クッションのような役割を果たすため、噛んだときの「痛い」という違和感を軽減します。
歯茎にピタッと吸着するため外れにくく、食事や会話も安心です。「痛みに敏感な方」や「硬い入れ歯がどうしても合わない方」に向いている入れ歯です。
自由診療
ノンクラスプデンチャー
金属のバネ(クラスプ)を一切使用しない、見た目が極めて自然な部分入れ歯です。歯茎と同じピンク色の特殊でしなやかな樹脂を使用しているため、大きく口を開けて笑っても入れ歯が他人に気づかれません。
金属アレルギーの心配もなく、軽くて装着時の違和感が少ないため、審美性(見た目の美しさ)を重視する方に人気のモデルです。
自由診療
インプラントオーバーデンチャー
顎の骨に2〜4本程度のインプラント(人工歯根)を埋め込み、それを土台にして入れ歯をカチッと固定する治療法です。通常の総入れ歯のように食事中に浮き上がったりズレたりすることがなく、ご自身の歯のように力強くしっかりと噛むことができます。
「顎の骨が痩せてしまって、どんな入れ歯も合わない」とお悩みの総入れ歯の方にとって向いている治療方法となります。
インプラント治療の詳細はこちら
自由診療
マグネットデンチャー
残っているご自身の歯の根元に「磁性金属(キーパー)」を取り付け、磁力でピタッと吸着させる入れ歯です。入れ歯の裏側に「超小型の強力磁石」を埋め込む代わりに、金属のバネを使わないため見た目がスッキリしています。
また、着脱もスッと所定の位置に収まるため簡単ですし、残っている歯に無理な負担をかけないため、歯を長持ちさせることにも貢献します。
磁性義歯のメリット
磁性義歯の特徴は次のとおりです。
- 土台となる歯に無理な負荷がかからない
- 金属のバネを使用しないため見た目が良い
- 取り外しが容易
- 噛みやすくなる
磁性義歯のデメリット
磁性義歯のデメリットは次のとおりです。
- キーパー周囲のプラークコントロールが難しく、虫歯になりやすい
- 前歯を磁石にした場合、歯冠によるリップサポートが無くなり、義歯を外した状態では唇が萎んだ感じになりやすい
- 磁力により維持力を発揮するため、義歯が支台歯から離れると急激に維持力が低下する
- MRIの画像を乱すことがある
- 自浄性の低下
- 金属アレルギーの心配がある
自由診療
金属床義歯
上顎や下顎に触れる土台(床)の部分に、チタンやコバルトクロムなどの金属を使用した入れ歯です。プラスチックの約3分の1という極薄に仕上げられるため、お口の中が広く感じられ、会話が格段にしやすくなります。
また、金属は熱を伝えやすいため、お茶の温かさやアイスの冷たさをしっかりと感じ取ることができ、食事が美味しくなります。「丈夫で長く使いたい」「食事の温度を楽しみたい」という方に向いています。
治療の流れ
精密検査・カウンセリング
お口全体のレントゲン撮影や診査を行い、ご希望を伺います。
虫歯・歯周病の治療
必要に応じて、残っている歯の治療や歯茎の環境を整えます。
精密な型取り
お口の動きも考慮しながら、正確な型取りを行います。
噛み合わせの記録・仮合わせ
顎の位置や噛み合わせの高さをミリ単位で計測し、ロウで作った模型で仮合わせをします。
入れ歯の完成・装着
できあがった入れ歯をお口に入れ、当たりが強い部分などを微調整します。
定期メンテナンス
お口の環境は常に変化するため、長く快適に使うための定期的なチェックを行います。
入れ歯の完成までは、種類や状態により通常2〜4週間程度かかります。現在使用中の入れ歯がある場合は問題点を確認し、必要に応じて調整や修理を行いますのでご相談ください。
ご予約方法
歯の痛みトラブルは
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受付時間:午前9:30-13:00
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費用の目安
入れ歯には「健康保険が適用されるもの」と「自費診療になるもの」があります。
保険適用の入れ歯
費用は安く抑えられますが、使用できる素材(プラスチックや金属のバネ)に国のルールがあるため、厚みが出たり見た目が目立ったりすることがあります。
自費診療の入れ歯
保険がきかないため費用は高額になりますが、素材や設計の自由度が非常に高く、薄さ、軽さ、噛み心地、見た目の自然さを徹底的に追求できます。
選択の際は、ご予算と「使い心地や見た目の美しさ」のバランスを考慮してお選びいただけます。
| 入れ歯の種類 | 料金の目安(自己負担額) |
|---|---|
| 【保険適用】部分入れ歯 | 約 5,000円 ~ 15,000円 |
| 【保険適用】総入れ歯 | 約 20,000円 ~ 30,000円 |
| 【自費診療】ノンクラスプデンチャー | 約 100,000円 ~ 150,000円 |
| 【自費診療】シリコーン義歯 | 約 150,000円 ~ 200,000円 |
| 【自費診療】金属床義歯 | 約 250,000円 ~ 300,000円 |
※上記はあくまで一般的な目安です。実際の費用は、失った歯の本数や口腔内の状態によって異なります。詳しくは当院の「料金表」をご覧いただくか、スタッフまでお気軽にお尋ねください。
料金表はこちらよくある質問(FAQ)
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インプラントとの違いは?
インプラントは、顎の骨に直接チタン製の人工歯根を埋め込み、その上に被せ物をする「固定式」の治療です。一方、入れ歯は「取り外し式」で手術が不要であり、費用も抑えられますが、噛む力はインプラントに比べて劣ります。
-
差し歯との違いは?
「差し歯」は、ご自身の歯の「根っこ(歯根)」が残っている場合に行う治療で、土台を立ててその上に人工の歯を被せて接着(固定)します。一方「入れ歯」は、歯の根っこごと完全に失ってしまった場合に行う治療です。
-
入れ歯以外の治療法はありますか?
歯を失った際の治療法には、「入れ歯」「インプラント」のほかに「ブリッジ」があります。ブリッジは、失った歯の両隣にある健康な歯を削って土台にし、橋渡しのように連なった人工の歯を被せる固定式の治療法です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、ライフスタイルに合わせてご提案いたします。
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1本だけでも入れられますか?
はい、1本だけでも部分入れ歯を作製することは十分に可能です。適切に設計することで快適にお使いいただけます。ただし、1本だけの場合は違和感を覚えやすいこともあり、ブリッジやインプラントといったほかの選択肢と比較検討されることをおすすめします。
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入れ歯の「寿命」はどれくらいですか?
お口の環境やお手入れ状況によって大きく変わりますが、一般的な目安として、保険のプラスチック製(レジン床)は約3〜5年、自費の金属床義歯は約5年以上と言われています。入れ歯は永久に使えるものではなく、毎日の食事で少しずつすり減り、経年劣化を起こします。
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交換が必要なサインは?
入れ歯の交換が必要なサインは、以下のとおりです。
- 整してもすぐに「痛み」や「外れやすさ」が再発する
- バネをかけている歯がグラグラしてきた
- 人工の歯の表面がツルツルにすり減り、噛みちぎれなくなった
- プラスチック部分に落ちない汚れや着色が目立ち、口臭が気になる
- 何度もヒビ割れや破損を繰り返す
このような症状が出始めたら、入れ歯の寿命、もしくはお口の形(顎の骨の減少など)が変化したサインです。早めに歯科医院へご相談ください。
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入れ歯をはじめてつける平均年齢は?
個人差は大きいですが、一般的には50代後半〜60代前半で初めて入れ歯(部分入れ歯)を経験される方が多い傾向にあります。ただし近年は予防歯科の意識が高まり、入れ歯デビューの年齢は遅くなっている傾向にあります。
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20代・30代でも入れ歯は使用できますか?
はい、可能です。事故や外傷、生まれつき歯がない(先天性欠損)、若年性の重度歯周病などで歯を失い、入れ歯を選択されるケースは珍しくありません。
20代・30代の方は特に見た目を気にされるため、金属のバネが見えない「ノンクラスプデンチャー」を選ばれたり、将来的なインプラント治療までの「一時的な歯(暫間義歯)」として利用される方もおられます。
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40代で入れ歯、さらには「総入れ歯」になる人はいるのでしょうか?
はい、40代で部分入れ歯をご使用になる方は決して少なくありません。長年の虫歯の放置や歯周病の悪化が主な原因です。また、ごく少数ではありますが、重篤な疾患や遺伝的な要因、深刻な歯周病などにより40代で総入れ歯になる方もいらっしゃいます。若年層向けの自然な見た目の入れ歯も多数ございますので、一人で悩まずご相談ください。
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初めての入れ歯、やはり違和感はありますか?
はい、お口の中は髪の毛1本入っても気になるほど敏感な場所ですので、初めて装着した際は異物感や圧迫感を感じるのが一般的です。唾液がたくさん出たり、話しにくさを感じることもあります。個人差はありますが、最初は短時間の装着から始め、徐々に時間を延ばしていくことで、通常1〜2週間程度で脳と体が慣れていきます。
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保険適用の入れ歯でも問題ないですか?
はい、問題ありません。保険の入れ歯でも「噛む」「話す」といった基本的な機能は十分に満たせるように設計されています。
ただし、強度の関係で樹脂を厚く作る必要があるため、違和感が出やすかったり、金属のバネが目立ったりする点には妥協が必要です。より快適な生活を求められる場合は自費診療の入れ歯をご検討ください。
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天然の歯に比べて、噛む力は弱くなりますか?
はい、一般的な保険の入れ歯の場合、噛む力は天然の歯の「約30〜40%程度」にまで低下するといわれています。そのため、極端に硬いお肉や、お餅のように粘着性のあるものは食べにくくなります。
お食事の際は、あらかじめ細かく切るなどの工夫をしていただくとスムーズです。(※インプラントを併用した入れ歯などは、より強い力で噛むことができます)
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予備の入れ歯は必要ですか?
はい、必要です。入れ歯が不意に割れたり紛失したりした場合、修理や再製作には数日〜数週間かかります。その間「歯がない状態」になり食事やお仕事に支障が出るため、できれば古い入れ歯などを予備として保管しておくと、旅行時などの急なトラブル時にも安心です。
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入れ歯は保険がききますか?
はい、基本的な入れ歯(レジン床義歯)治療は、健康保険が適用される医療行為です。3割負担(高齢者は1〜2割)で治療を受けられます。修理や調整、再製作も保険適用の範囲内で対応可能です。ただし、素材や製法に制限があり、見た目や快適性に一定の限界もあります。
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保険適用の入れ歯でも、日常生活に問題はありませんか?
はい、問題ありません。保険の入れ歯でも「噛む」「話す」といった基本的な機能は十分に満たせるように設計されています。
ただし、強度の関係で樹脂を厚く作る必要があるため、違和感が出やすかったり、金属のバネが目立ったりする点には妥協が必要です。より快適な生活を求められる場合は自費診療の入れ歯をご検討ください。
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部分入れ歯は笑ったときに目立ちますか?
はい、一部の場合に目立つ可能性があります。保険適用の部分入れ歯の場合、前歯や犬歯などの目立つ位置に金属のバネ(クラスプ)がかかると、笑ったときや話したときに銀色が見えてしまうケースがあります。見た目を気にされる方には、金属バネを使わない自費診療の「ノンクラスプデンチャー」をご案内しております。
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定期的なメンテナンスは必要?
はい、入れ歯は定期的なメンテナンスが必要です。入れ歯は使用していくうちに、徐々に口腔内の状態と合わなくなるからです。歯茎の形状の変化、顎の骨の吸収により、フィット感が低下する現象も起こります。一般的に半年〜1年に一度は歯科医院での調整がおすすめです。
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毎食後の正しい洗い方は?
食後は入れ歯をお口から外し、流水の下で食べカスや汚れを優しく洗い流してください。落として割れるのを防ぐため、洗面器に水を張るか、タオルを敷いた上で行うと安心です。熱湯を使用するとプラスチックが変形してしまうため、必ず「水」または「ぬるま湯」を使用してください。
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入れ歯専用ブラシって何?
入れ歯専用に作られた歯ブラシのことです。持ち手が太く力が入りやすい構造で、広い面を磨く大きなブラシと、バネの溝などの細かい部分を磨く小さなブラシが一つになっており、効率よく安全に汚れを落とせます。
普通の歯ブラシは天然の歯を磨くために作られているため、入れ歯の複雑な形にはフィットしにくく、毛先が柔らかすぎて汚れが落ちにくいケースがあります。
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保存容器の選び方は?
入れ歯に使われている樹脂(レジン)は、乾燥するとヒビ割れたり変形したりする性質があります。外したあとは必ず、十分な大きさの専用ケースに入れ、全体が浸る量の「水」または「洗浄液」の中で保管してください。
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夜・就寝時は外したほうがいい?
はい、基本的に就寝時は入れ歯を外して休ませることを推奨しています。入れ歯を外すことで、1日中圧迫されていた歯茎の血行が回復し、細菌の繁殖も抑えられます。
無意識の歯ぎしりによる入れ歯の破損も防げます。(※残っている歯の状態によっては、つけたまま寝るよう指示するケースもありますので、担当医の指示に従ってください)
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洗浄剤を使う頻度は?
目に見えない細菌(カンジダ菌など)を除去し、ニオイを防ぐためにも、洗浄剤は「毎日」使用するのが理想的です。最低でも週に2〜3回はご使用ください。錠剤タイプや部分入れ歯用など種類がありますので、ご自身の入れ歯の素材に合ったものを選び、決められた浸け置き時間を守って使用してください。
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特に問題がなくても、定期検診は必要ですか?
はい、必要です。年齢とともに顎の骨は少しずつ痩せていくため、数年経つと必ず入れ歯と歯茎の間に隙間が生じてきます。「痛くないから」と合わない入れ歯を使い続けると、顎の骨の吸収を早めたり、残っている歯をダメにしてしまう原因になります。
3〜6か月に1度は定期検診にお越しいただき、噛み合わせの微調整やプロによるクリーニングを受けることを強くおすすめします。